ロング・トレイル!(ケン・クワピス)★★★
2020/1/16 鑑賞
クセの強いじいさん達の冒険、何度目かの青春。
ロバート・レッドフォードとニック・ノルティが山道を歩いていたらそれだけで素晴らしいスクリーン画面になるということ。
この映画のような壮大な自然の景色はいらない。
ちんけな山道でもこの二人が歩いてたら絵になる。
こんなしわくちゃの声ガラガラの年寄りになって、だからいいという世界にいるこの魅力が熟成され過ぎてぷんぷんにおってる二人。
それを観る映画。
ストーリー自体は意外性のない安心して観られるものなので。
エマ・トンプソン、メアリー・スティーンバージェン、相変わらずおばさんなのに魅力のある恋愛もありか?と思わせる役。
トレイル途中で出てきた口うるさい若い女
あの人絶対関わりたくない。
すごくうまいと思う。
アメリカ映画・ドラマにしょっちゅう出て来るあのモーテル。
国道沿いにある感じの、受付の後ろに部屋の鍵がたくらん並んでて、ベッドのスプリングがボヨンボヨンだろうなという感じの。
あれ出てくるだけでドラマ性を感じる。
ああいうの日本だったら何になるのか・・・ちょっと考えておこう。
歳とって冒険してちょっと休憩のモーテルにこういう妙齢の女がいたらいいだろうなっていうとこにメアリー・スティーンバージェンがいるわけだけど。
なんでいるんだよ、ちょうどいいとこにちょうどいい女が。
途中時間になって観るのを止めたけど、再開して最後まで観られた映画ではある。