哭声/コクソン(ナ・ホンジン) ★★★☆
2020/1/17, 18, 20 鑑賞
貞子系のホラーだったら絶対見ない類。
これ観た時は星3つだったけど、後からここに書くことを考えていたらなんか深いような気がしてきた。
なので星3.5(なんと☆は0.5だった!!)
キリスト教、聖書へのアンチテーゼ(ってなに)やら、國村隼さんが韓国で賞を獲ったやらいうので観てしまった。
同じ監督の「チェイサー」「哀しき獣」も好きだし、クァク・ドウォンが主演というのも渋いわ。
ファン・ジョンミンさんも好き。
長いので、いつものとおり途中で寝る私。
今回はなんと祈祷師ファン・ジョンミンが悪霊退散の儀式を行っている一番ハイテンションなシーンで眠りについた・・・。
なんやかんやで三日かけてみた。
どうしてもネタバレになってしまうけど。
ユダヤ時代のエルサレムにイエス=キリストが来て奇跡を起こしていたときってこんな感じだったんじゃないか・・・という映画だと受け取った。
疫病やら変な病気たくさんあって、呪術師や祈祷師、変な力持っている人たくさんいて。
キリストはある人にとっては奇跡の人だけど、ある人にとっては悪魔だったんだという世界を描いている映画。
実際すっごく迷惑な人だったろうなと思う。
鹿を殺して肉を貪り食うくらい度肝を抜くことしてたんじゃないだろうか。
この映画観て、手塚治虫の「きりひと賛歌」「ブッダ」を思い出した。
ファースト・マン(デイミアン・チャゼル)★★★☆
2020/1/17 鑑賞
ライアン・ゴズリングが主演でラ・ラ・ランドの監督の宇宙映画、という知識だけで見始めたら、人類初の月面着陸をしたアポロ11号のニール・アームストロングの映画だった!!!
途中ライアン・ゴズリング(何度でも言いたいこの響き)がNASAの試験を受けて「アームストロング」って呼ばれるまで気づかなんだ!!!
なるほど、OK、あの時の話ね、と見続ける。
アームストロングにも宇宙事業にも予備知識ないので、パンパン進む内容にたまについて行けなくなりつつ。
細かい疑問をそのまま放置で見続ける。
ああ、アメリカとソ連が宇宙開発合戦でソ連が進んでたんだっけね、アメリカ国内では宇宙事業に税金をかけるなと批判が多かったんだっけ
という眠っていたわずかな記憶がよみがえりつつ・・・
途中で眠り込んでしまった・・・
アームストロングのプライベートなんて全然知らなかったし、アポロ11号に至るまでの失敗の数々も知らないので、面白いんだけど、なんで眠ったんだろう。
アームストロングと妻の苦悩がベースの全体的に暗い、沈んだトーンの映画だからかな。
しかしさすがお金をかけているし、なんかスピルバーグ関わってなかった?最初に見た気がする、
宇宙飛行士体感できるし、あの金魚鉢被ってるの息苦しいし、月面着陸の際の無音映像はリアルだしで、映画館で観るべき作品だろうな。
途中寝るけど。
この監督はラ・ラ・ランドといい、
歯がガバっとしてて皮膚が薄くてちょっとシワっぽい女優さんが好きなんだなと思った。
ちょっとネタバレ
↓
月面着陸したあと、亡くなった娘の形見、小さなブレスレットを月に置いていくシーン。
このシーン絶対入れたかったんだろうなと思ったけど、これは実話なのでしょうか?
月には星条旗とこの小さなブレスレットがあり、トミー・リー・ジョーンズがいるということになるけど。
前澤さん、確認してきて。
最後、月から帰って来たアームストロングと妻がガラス越しに再会するシーン。
二人の間には透明だけど取り除けない壁ができたという解釈なのかな?
もう二人の心には絶対的な距離が出来てしまって、縮まることはない気がしたな~。
ロング・トレイル!(ケン・クワピス)★★★
2020/1/16 鑑賞
クセの強いじいさん達の冒険、何度目かの青春。
ロバート・レッドフォードとニック・ノルティが山道を歩いていたらそれだけで素晴らしいスクリーン画面になるということ。
この映画のような壮大な自然の景色はいらない。
ちんけな山道でもこの二人が歩いてたら絵になる。
こんなしわくちゃの声ガラガラの年寄りになって、だからいいという世界にいるこの魅力が熟成され過ぎてぷんぷんにおってる二人。
それを観る映画。
ストーリー自体は意外性のない安心して観られるものなので。
エマ・トンプソン、メアリー・スティーンバージェン、相変わらずおばさんなのに魅力のある恋愛もありか?と思わせる役。
トレイル途中で出てきた口うるさい若い女
あの人絶対関わりたくない。
すごくうまいと思う。
アメリカ映画・ドラマにしょっちゅう出て来るあのモーテル。
国道沿いにある感じの、受付の後ろに部屋の鍵がたくらん並んでて、ベッドのスプリングがボヨンボヨンだろうなという感じの。
あれ出てくるだけでドラマ性を感じる。
ああいうの日本だったら何になるのか・・・ちょっと考えておこう。
歳とって冒険してちょっと休憩のモーテルにこういう妙齢の女がいたらいいだろうなっていうとこにメアリー・スティーンバージェンがいるわけだけど。
なんでいるんだよ、ちょうどいいとこにちょうどいい女が。
途中時間になって観るのを止めたけど、再開して最後まで観られた映画ではある。
あいつの声(パク・チンピョ)★★
2020/1/16 鑑賞
本当は今劇場で公開中の
を観たいんだけど、
片田舎であるため、映画を観に行くのにちょっと気合を入れねばならず、
その気力が足らず・・・
せめて韓国映画のジトジト感を味わいたい欲望をアマプラのこの映画で満たそうと試みる。
韓国で本当にあった未解決事件をモチーフにした映画で、映画の最後には本当の犯人の音声も出てくる。
という・・・それだけの映画・・・
本当の話だからそりゃサスペンス感あるし、韓国の警察のダメダメっぷりも描かれている。
ソル・ギョングが画面に出てきたら、それだけでなんかそれなりの映画っぽいから。
キム・ナムジュは好きな女優さんだけど映画では初めてみた。
韓国映画やドラマに必ず出て来るジャジャ麺(みょん)とか韓国らしさを味わえてそれも最後まで観られた要因。
SING/シング(ガース・ジェニングス)★★
2020/1/15 途中でやめた
Amazonプライムビデオ内で観たCMでおもしろそうだったので鑑賞・・・しかけた。
アニメはほぼ見ないけど、すごいね、
ネット動画をテレビで見てこのレベルの映像が見られるって。
本物みたいだし本物ではできない映像だから本物以上だし。
ヒットソングも見られて楽しかったんだけど
途中で時間になり止めて、再び観るほどじゃなかった。
まあ子供向けだからしょうがない。
Re:LIFE~リライフ~ (マーク・ローレンス)★★★★
2020/1/15鑑賞
なんだろうこの安心感、安定感。
つまらなかったら途中でやめようと思ったら
全然最後まで観たみた。
すごいな~大したことない話なのに
ちょこちょこためになる専門知識やら
アメリカンジョーク入れてきて飽きない。
ハリウッドの脚本てすごいな。
こんなの小手先のテクニックで朝飯前だろうな。
ヒューグラント、すごい。
こんなバカな感想しか出ないくらい。
だってすごいもん。
いつもの軽薄な、でも根は悪くないヒュー節炸裂。
マリサ・トメイ、なんでいつもこんな魅力的なおばさんなの。
おヒューが偏って選んだシナリオ講座の生徒たちのキャラ、
大学の堅物女教授、連絡取っていない息子・・・
ハリウッド学院のシナリオ講座で最初に教えるシナリオパターンにあてはめて作ったような映画、
それが面白いんだからね~
ちょっとネタバレ
↓
おヒューがちゃんと教えようと改心するきっかけがよくわからんかったなあ。
マリサ・トメイがきっかけなんだろうけど、なんでちゃんと生徒達のシナリオを読むことにしたのか・・・
途中大学のキャップを購入してずっと被ってて、去るときに置いていく、そういう細かい描写が必要なのね。
わたしは、ダニエル・ブレイク(ケン・ローチ)★★★
2020/1/15 鑑賞
ダニエルブレイクさんは奥さんを亡くし子どももいない天涯孤独な状況。
心臓病の発作で大工の仕事ができなくなり
国の援助をもらうため
病気の方の申請やら仕事の方の失業手当的な申請やらに奔走して
もう観てるといや~な気持ちになる。
それだけリアルということだろうけども。
英国の国の制度批判ぽい内容だけど、
多分どこの国でも役所関係はこんな感じなんだろう。
あ、スイス、フィンランドとかブータンとかは違うのでしょうか。
(国民総幸福量が高いんでしょう、ブータン。よくわからないけど。)
なんか国が推奨している作品であるみたいな表示が
最初に出てきた気がする。
良い映画なんでしょうね。
でもな、自分の感情に新しい発見とかはなかった。